OKIコムエコーズの技術

OKIコムエコーズの水中音響技術

OKIコムエコーズは、バージと呼ばれる国内唯一の海上試験設備を保有し水中音響技術を長年にわたって手がけてきております。

クロスファンビーム音響映像技術

クロスファンビーム音響映像とは

下図に示すように、扇形のブルーの送信指向性を付けた送波ビームに対し、オレンジの受波指向性を付けた受波ビームを同時に百本以上生成、クロスする部分で、受波レベルに閾値を置き距離を求めた結果、もしくはそのまま強度を正規化して得た結果を画像出力とします。これを、一般的な画像の走査線の画素生成に準え、当社では音響映像技術と称しています。

クロスファンビーム音響映像技術

SSBL音響測位技術

SSBL(超短基線⇒Super Short Base Line)音響測位とは

基準点(トランスポンダ:音響応答機、ピンガ:音響発信機等)までの距離・方位を測定し、位置を求めます。距離は伝搬時間にて、方位は受波素子間の受信信号の位相差を測定することにより得られます。

SSBL音響測位技術

LBL音響測位技術

LBL(長基線⇒Long Base Line)音響測位とは

基準点(トランスポンダ:音響応答機、ピンガ:音響発信機等)からの伝搬時間にて距離を測定し、交差位置を算出します。基線長が長いため、測位精度が高くなります。

LBL音響測位技術

OFDM音響通信技術

OFDM(※)音響通信とは

電波は水中では減衰が大きく10m以上離隔した場合使用に供しません。そこで、減衰の小さな音波を用いた通信を行い、それを音響通信と称します。当社ではOFDM方式を採用しております。

※OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)とは

OFDM音響通信技術

多元接続技術の一つで無線LAN(WiFi)、ディジタル地上波放送、携帯電話(LTE)、WiMAX にも採用されています。

水中での音響通信の課題

音波は速度が電波に対して遅いため、ドップラー効果による影響が大きく対策が必要です。当社では2015年から水中音響通信を研究開発し課題解決に取り組んでおります。
(琉球大学共同研究)

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